2023/03/07 22:38
ウール製品のクリーニング方法を紹介します。(コート、ジャケット、カウチン、セーター、シャツなど)
家庭用に一般販売されているエマール等の洗剤を使用します。
つけおき、すすぎ、洗濯機による軽い脱水、シワのばし、回らないタイプの室内乾燥機で仕上げとなります。
今回はPendleton 1970s ウールジャケットを洗います。

1、Pendleton 1790s ウールジャケット
2、エマール(柔軟剤は使いません。)
3、全体にブラッシングをしてほこりを落とし、全てのボタンを締め畳みます。
4、35℃程度のぬるま湯に規定量の洗剤を入れ、ジャケットを入れて3~40分放置します。

5、放置後おし洗いして水を入れ替えてすすぎを行います。(画像はすすぎ1回後の水。)
6、すすぎは最低2回以上行います。
7、すすぎ3回目。水は透明のまま変色しないため完了。
8、洗濯ネットに入れ脱水を行います。

9、脱水後 シワがあります。
10、ブラッシングをほどこします。(脱水後にブラッシングをすると飛び出た繊維や毛玉が綺麗に取れます。)
11、シワを伸ばし形を整えます。
12、日陰にて乾燥後、室内乾燥機を使用しふっくらと仕上げを行います。
クリーニング前に比べ色目が鮮やかになり、生地は柔らかく、ふっくらと軽くなりました。
気持ちよく着用頂けますし、長期保管も可能です。
カウチンやセーターなどハンガーを使う事で伸びてしまうアイテムは平置きでの陰干しを行い生地の伸縮を防ぎます。
当店でのウール製品のクリーニング方法でした。